GMAT文法無料レッスン 名詞② 一般名詞
Posted in 1-1 名詞, 2 第1部 品詞, ②一般名詞と数 on 01/18/2009 03:47 pm by arahiguma前回のレッスンで述べたように、文中で「名詞」として機能するものはたくさんあります。
今回は、それら数ある名詞の内、単純な名詞、つまり、「代名詞」、「動名詞」、「To不定詞」および「名詞節」を除いた、一般的な名詞についてお話しします。なお、本レッスンでは、一般的な名詞のことを便宜上、「一般名詞」と呼ぶことにします。
GMAT SCにおける、一般名詞に関する最も重要なポイントは、「数」です。次によく出題されるのが「抽象名詞+同格that」となります。このレッスンでは、これら二点について重点的に学習します。
1 名詞と数
名詞の数については、「可算名詞」と「不可算名詞」に分けて理解するとよいでしょう。可算名詞は「数えられる名詞」で、普通名詞と大部分の集合名詞がこれに該当します。不可算名詞は「数えられない名詞」です。固有名詞、物質名詞、抽象名詞および一部の集合名詞が不可算(単数扱い)となります。
1-1 可算名詞
数えられる名詞を可算名詞と呼びます。全ての普通名詞と、大部分の集合名詞は可算名詞です。可算名詞には次のような特徴があります。
・単数、複数の区別がある。 a cat, two cats
・単数には不定冠詞(a,an)をつけられる。a car, an apple
・数詞をつけられる。three dogs, ten buildings
・複数には、many, fewなどの不定数を表す語をつけられる。 several times, many students, a few books
1-2 可算名詞の種類
・普通名詞
一定の形や範囲を持ち、同種のものに共通に適用できる名詞を普通名詞と言います。ごく一般的な「もの」を表す名詞だと考えればいいでしょう。原則として、普通名詞は単独では使用せず、冠詞(a, an, the)や所有代名詞(his, their, her, my, itsなど)を付けるか、複数形で使用します。
×house →○a house / the house(s) / houses / his house / their houses など
・集合名詞(可算)
同種のものの集合体を表す名詞が集合名詞です。可算集合名詞は、以下の二種類に分かれます。
①単数、複数両方に使えるもの
集合名詞には、集合体をひとまとまりとして単数で受けるケースと、集合体を形成する個々に着目し、複数で受けるケースがあります。
a. His family visits England every year. (単数扱い)
b. His family are all rich. (複数扱い)
集合体をひとまとまりとして見る場合でも、その集合体が複数ある場合には、普通名詞と同じように、複数形にします。
Many families are expected to participate in the community activities.
このタイプの主な集合名詞
audience, cabinet, class, club, committee, company, crew, crowd, family, generation, government, jury, nation, public, staff, team など。
②常に複数として扱うもの
常に複数扱いとなる集合名詞は、複数形をとらず、不定冠詞(a/an)はつきません。定冠詞(the)を付けることはできます。後述の、「常に単数扱いの集合名詞」と混同しないよう注意しましょう。
police, clergy, people, infantry, poultry, rest など。
×The police is after you.
○The police are after you.
1-3 不可算名詞
数の概念を適用しない名詞を不可算名詞と呼びます。固有名詞、抽象名詞などは不可算です。以下の特徴を持ちます。
・原則として複数形にしない。×milks→○milk ×poverties→○poverty
・不可算名詞は「単数」として扱う。 ×furniture are… →○furniture is…
・不定冠詞(a, an)がつかない。×a baggage ×a happiness
・数詞を直接つけられない。 ×three paper→○three pieces of paper
・量を表す語(much, littleなど)をつける。 little space, much sugar
1-4 不可算名詞の種類
・固有名詞
特定の人や事物の名称を固有名詞と呼びます。通常は、「不可算、複数形なし、不定冠詞(a/an)なし」です。定冠詞(the)がつくケースは多いですが、GMAT SCでは殆ど問題とならないので、特に覚える必要はありません。
やや特殊な例として、不定冠詞(a/an)がつくケースがあります。GMAT SCの過去問にごく希に登場しますので、一応知っておけばよいでしょう。
(1)「~という…」
There is a John downstairs. 「下にジョンとかいう人がいる」
(2)「~のような…」
I never want to be a Bush. 「ブッシュみたいな人にはなりたくない」
In a New York, people are having hard time getting along with each other. 「NYのような都市では、人々はうまくやっていくのは難しい」
(3)「~の作品、製品など」
He has a Toyota. 「彼はトヨタ車を持っている」
・物質名詞
「水」、「金」、「ビール」など、一定の形や範囲を持たない、「物質」を表すものが物質名詞です。通常は、「不可算、複数形なし、不定冠詞(a/an)なし」です。主な使い方は以下となります。
(1)一般的に言う場合:無冠詞、単数形で用いる。
Light travels faster than sound.
(2)特定の量を表す場合: some, any, much, a little, little, a lot of などで修飾する。
Do you have any money?
(3)特定のものを表す場合:定冠詞、指示代名詞、所有格(代)名詞などを付ける。
The coffee served there was really disgusting.
This beef is from New Zealand.
・抽象名詞
性質、状態、動作、感情、学問、主義、運動、病気など、具体的な形状を持たない抽象概念を示すものが抽象名詞です。通常は、「不可算、複数形なし、不定冠詞(a/an)なし」です。以下に注意しましょう。
(1)一般的に言う場合:無冠詞、単数形
Good information is needed.
I love music.
(2)程度を表す場合:much, any, some, (a) littleなどの、「量」を表す言葉で修飾する。many, fewなどは使えません。
He has little experience in the field.
I have some knowledge about it.
(3)抽象名詞+of…:定冠詞(the)を付ける。
the difficulty of learning, the development of the brain, the success of the planなど
(4)個別的な行為、事柄、種類などに着目する場合:不定冠詞(a/an)を付けたり、複数形にする場合があります。
Thank you for many kindnesses you’ve done to me.
Tell me your views regarding this problem.
She had a happy marriage.
・集合名詞(不可算)
常に不可算(単数扱い)となる集合名詞がありますので覚えておきましょう。これらも「不可算、複数形なし、不定冠詞(a/an)なし」です。
baggage, luggage, clothing, fiction, foliage, furniture, machinery, mail, merchandise, poetry, sceneryなど
1-5 可算と不可算の区別
可算名詞と不可算名詞の区別は、必ずしも名詞によって決まっているわけではありません。同じ名詞が、可算となったり、不可算となったりします。
例えば、[paper]は一般的な「紙」という意味では不可算ですが、「新聞」という意味で使われる際には可算です。
The present is wrapped in paper. 不可算。単数形+無冠詞。
He reads four papers everyday. 可算。複数形(単数の場合はa paper)。
このように、数は文脈で決まるケースが多いので注意が必要です。
2 抽象名詞+同格that
同格thatとは、抽象名詞の内容をthat節で説明しているものを言います。関係代名詞のthatと混同しないように注意が必要です。関係代名詞のthatは、「主格」または「目的格」であり、that節の中の動詞が、先行詞に必ず係っています。
例) 関係代名詞のthat
主格: The birds that eat insects can see them from far away. ※eatの主体はbirds。
目的格: The birds that you want to buy are not available any more. ※buyの目的語はbirds。
これに対し、同格のthatでは、that節の内容は意味的に完結しており、動詞が先行詞に係ることはありません。
例) 同格のthat
I heard the news / that his team had lost / . ※「彼のチームが負けた」というnews。
The complaint / that our products are too expensive / is not acceptable. ※「我々の製品が高すぎる」という不満。
上の例では、lostはnewsを主体とも目的語ともしておらず、下の例でも、areはcomplaintに係っていません。that節の中は、それだけで意味的に完結しているのがお分かりいただけるかと思います。つまり、同格thatは関係代名詞ではなく、that節(名詞節の一種。「名詞節」参照。)です。that節を抽象名詞の同格として扱うものを、「同格that」と呼びます。
同格thatを付けることができる抽象名詞は大体決まっていますので、例を挙げておきます。
advantage agreement announcement anxiety argument assertion assumption belief certainty chance claim command comment complaint conclusion condition confession confidence conviction danger decision demand desire determination duty difference discovery effect evidence exception excuse explanation fact fear feeling ground guess hope idea impression information instruction knowledge message mind need news notice notion law likelihood mistake observation opinion order point possibility pride principle probability promise prophecy proposition protest question realization recognition remark reply report request result rumor saying sign statement story suggestion supposition suspicion theory thought truth understanding
これら以外の名詞には、同格のthatはつかないと考えてOKです。GMAT SCの出題パターンとしては、「that節を付けられる名詞かどうか」という観点の問題も皆無ではありませんが、殆どは、より簡単な、以下のようなケースとなります。
○evidence that John stole my idea
「ジョンが私のアイデアを盗んだ」という「証拠」ですから、
evidenceの内容が明確に説明されているのに対し、
×evidence of John who stole my idea
こちらは単に「私のアイデアを盗んだジョン」の(に関する)「証拠」です。
「ジョンについての証拠」と言われると、何か他に証拠の内容があるように読めるので曖昧です。
これは頻出パターンなので覚えて下さい。同格のthatを付けることでその内容を説明することが可能な抽象名詞に対し、of…などの「前置詞+名詞」(つまり形容詞句)で修飾しているケースは正解になりません。
[抽象名詞+that SV] > [抽象名詞+of/in/for, etc..] です。
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本日のレッスンはここまでです。
次回のテーマは、「代名詞」。これもGMAT頻出の重要項目です。
05/21/2009 at 10:53 PM
that をつけることができる抽象名詞、たくさんありますね。書き写してたら疲れてしまいました。
05/22/2009 at 4:13 PM
別にこれ全部覚えなくても大丈夫ですよ。何度か眺めて「こんなもんかな~」くらいに認識しておいて下さい。後は過去問やってよく出てくるやつを覚えればよいのです。