GMAT文法無料レッスン 名詞①(概要)

無料GMAT文法レッスン第1回は、「名詞」についてです。

GMAT SCでは名詞絡みのミスを指摘させる問題が非常に多いです。その殆どは、「名詞と代名詞の数」と「代名詞と被指示語の関係」に関するものですが、それらを学ぶ前に、しっかりと基礎を確認しておきましょう。

名詞とは、「物事の名称を表す品詞」だということは既に皆さんお分かりでしょう。a pen や the piano, the manなどが分かりやすい名詞の例です。

これら単純な名詞だけなら問題はないのですが、例えば、

Reading the text is the most important thing you should do.

I didn’t understand what he wanted to do.

という例文の、[reading the text]や、[the most important thing you should do]、[what he wanted to do]もまた「名詞」なのです。ちなみに前の二つは「名詞句」、最後のものは「名詞節」と呼ばれます。

これらの例のように、名詞には様々な形態があります。文のどこからどこまでがひとまとまりの名詞(句、節)になっているか、という点を素早く把握することは、複雑な文章を理解するうえで不可欠です。

また、名詞の機能、つまり名詞は文中のどこに置かれるべきか、という点も知っていなければなりません。名詞のあるべきところに形容詞があったり、不完全な名詞が置かれているものは誤りとなります。

「名詞の種類」と「名詞の機能」をここで正しく理解しておいて下さい。

1. 名詞の種類

文中で名詞として使えるものには以下があります。

・名詞(句):a car, the panda, the big house, development, furniture, the man walking down the streetなど

・代名詞: it, this, that, him, thoseなど

・動名詞(句):studying, doing the right thing,  obeying the ruleなど

・To不定詞:to study hard, to talk to herなど

・名詞節:when he came, what you have to do, how he could make it so fastなど

それぞれの詳細については、次回以降詳しく説明します。今のところは、これら全てが文中で名詞として機能できる、という点を知っておきましょう。

2. 名詞の機能

それではこれら様々な名詞が、文中でどのように使われるかと言いますと…..

①主語

②補語

③他動詞の目的語

④前置詞の目的語

として機能します。逆に言えば、「主語」や「目的語」になれるのは「名詞」のみです。「補語」は「名詞」または「形容詞」のいずれかでなければなりません。

もう少し詳しく見ていきましょう。

 ①主語

主語は必ず名詞の態をなしている必要があります。主語に絡むGMAT SC問題の殆どは、「数の一致」に関するもので、「主語が名詞になっていないから×」という問題は、私の記憶にある限りでは殆どなかったかと思いますが、一応見ておきましょう。

Finish the assignment by 6:00 pm sounds almost impossible to me.

これは誤りの例です。[finish the assignment....]の[finish]は動詞ですから、この部分は「動詞+目的語+副詞」、つまり「動詞句」になっています。「動詞句」はあくまでも動詞であって名詞ではありませんので、主語にはなれません。

 正しくは、

 To finish the assignment by 6:00 pm sounds almost impossible to me.

 Finishing the assignment by 6:00 pm sounds almost impossible to me. 

 などと表現すべきです。

  もう一例。

 Punctual is becoming less and less important factor in the society.

[punctual]は形容詞ですから、これも主語にはなれません。[punctuality](名詞)や[being punctual](動名詞句)を使用すべきです。

後者の[being punctual]について少し補足しておきます。ここでは余談ですが、「beingはほぼ常に省略される。[being punctual]から[being]を省略すれば[punctual]だけが残るから、主語はpunctualだけでも正しいのではないか」 と考えてしまった方は、このGMAT無料文法レッスンを最後までしっかりと読むようにして下さい(笑)。

[being]の扱いについては後ほど改めて触れますが、常に省略されるbeingは「現在分詞のbeing]です。ここで主語として使用できる[being]は「動名詞のbeing」。混同しないように注意しましょう。

②補語

補語は形容詞または名詞でなければいけませんが、ここでは名詞のケースのみを扱います。

All you have to do now is finish the assignment.

補語の部分が、[finish the assignment]という動詞句になっています。この[finish]は原形不定詞(今の時点では別に知らなくてもいいです)と言いまして、この例文のような表現は、実際にはアメリカの口語ではごく一般的ですが、文法絡みの試験では原則としてアウトだと考えておきましょう。より正しくは、[to finish...]または[finishing...]です。

補語に関する、GMAT SCの主な出題ポイントも、「名詞かどうか」という点ではなく、「主語と補語の数の一致」と「主語と補語の意味の一致」です(後述)。しかしこれも基本的な事柄ですので、覚えておきましょう。

③他動詞の目的語

いわゆる「目的語」ですね。「本を読む」の「本」や、「宇宙人に遭遇した」の「宇宙人」にあたる言葉です。これも必ず名詞の形になっていなければなりません。 上と同じ例を使いますと、 To finish assigned sounds….やTo finish assign sounds…などは誤りです。To不定詞は動詞の性質も持っているので、つまりは動詞finishの目的語が[assign...]ということですから、assignmentという名詞を使わなければなりません。

別の例。

I knew when did he come.

動詞[knew]の目的語として、名詞節[when did he come]を使っているつもりでしょうが、[when did he come]は疑問文の語順、つまり文の一種であって、「名詞節」ではありません。後ほど「名詞節」の項目で説明しますが、正しくは[when he came]です。

④前置詞の目的語

「前置詞の目的語」とは、単に前置詞の後に置く名詞のことです。

例えば、[for finding the new resource]の[finding the new resource]という動名詞句は前置詞[for]の目的語ですし、[in the debate]の[the debate]は前置詞[in]の目的語と呼ばれます。

これら「前置詞+名詞」は、[the man at the door]のように、名詞にくっついて形容詞となったり、[the record was found in the basement]のように、副詞として動詞部分を修飾したりします。

前置詞の後に置く品詞も必ず名詞でなければなりません。

Like in 1960’s, there are increasing number of homeless people today.

[like]は前置詞なので、[in 1960's]という形容詞句または副詞句を置くことはできません。[as in 1960's](asはここでは接続詞)などに変える必要があります。

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 今日のレッスンはここまでです。

 名詞の「種類」と「機能」についておおまかなイメージを掴んでいただけたでしょうか?

 細かい点については追々説明していきますのでご心配なく。

 それではまた。

 

2 Comments

  1. 今週から通学講座に参加させていただきます。第一回目の無料文法講座大変わかりやすかったです。
    ただ、今週土曜日までにすべての文法を頭に入れなければならないので不安ですが。。

  2. コメントありがとうございます。

    今週から約6週間、ちょっとキツいかもしれませんが一緒に頑張りましょう。短い間ですから。

    今週土曜までに全部でなくても大丈夫ですよ。今週来週くらいに8割くらい理解して、確認テストもそれくらいできればなんとかなります。あとは毎週理解したことを定着させていきましょう。

    それではよろしくです。

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