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GMAT文法無料レッスン 名詞⑤ to不定詞

今日のお題は、「to不定詞」です。[to do / to be]の形をしたもので、「名詞」、「形容詞」、「副詞」として機能します。ここでは名詞としてのto不定詞を説明しますが、一応、他の機能についても簡単におさらいしておきましょう。

【to不定詞の形容詞用法】

He was the first man to land on the moon.

I have nothing to drink.

Rodman has a lot of things to think about.

It is the best way to learn English.

これらの例では、to不定詞がその前の名詞を修飾しています。名詞を修飾するものは形容詞ですから、これらをto不定詞の形容詞用法と呼びます。

【to不定詞の副詞用法】

I go to school to study.

The boy grew up to be a novel prize winner.

I am very happy to hear that.

This pond is dangerous to swim in.

動詞や形容詞をto不定詞が修飾しており、目的、結果、理由、程度などを表現しています。動詞、形容詞を修飾する品詞は副詞ですから、これらは副詞用法となります。

見ての通り、これらについて難しいことは何もありません。「形容詞、副詞としてもto不定詞は使える」ということだけ確認しておけばOKです。

では本題に入ります。

1 名詞としてのto不定詞

to不定詞は名詞としても機能しますので、他の名詞と同じく、文の主語、補語および(他動詞の)目的語になります。原則として、前置詞の目的語にはできません。「前置詞+to不定詞」は特殊なケースを除いて×です。

例)× I am interested in to sing.  → in singing

(1)主語:

It is impossible to live without water. (=To live without water is impossible.)

文頭の[it]は形式主語で、実際の主語は[to live...]です。

To succeed is not always to be happy.

[to do... is to do...]などの決まった表現を除いては、あまり文頭にto不定詞を主語として置かないのですが、文法的にはありえます。ちなみにこの例では、補語もto不定詞です。

(2)目的語:

I want to play the piano.

[want to do]はidiomとして覚えている方が多いでしょうが、他動詞[want]の目的語が[to play...]なのです。

He started to learn Spanish.

これも同様。[to learn...]が[start]の目的語です。

「動詞+to不定詞」では、to不定詞を目的語にとる動詞と、とらない動詞がある点に注意が必要です。idiom絡みのものも多いので、詳しくは動詞またはidiomの項目で説明します。

(3)補語:

My hobby is to watch birds.

To see is to believe.

これも問題ないでしょう。be動詞や、補語をとる動詞の後にもto不定詞を置くことができます。

2 疑問詞+to不定詞

[what to do], [which to choose], [when to start], [how to study], [where to go]など、疑問詞にto不定詞をつなげる言い方もお馴染みですね。[why to do]はまず言わないのでこれだけはないと思っておけばいいです。これも通常のto不定詞と同じく、主語、補語、目的語として使えます。いくつか例を挙げておけば十分でしょう。

How to begin is more difficult than where to stop.

The issue is which bus to take to go there.

I don’t know what to do.

Tell me wether to trust the salesperson.

3 to不定詞の時制

不定詞も動名詞と同じく、「単純形」と「完了形」があります。単純形は[to do / to be]、完了形は[to have done / to have been]となります。GMAT SCで時折問題となるので、しっかり覚えておきましょう。

分かりやすい例を挙げます。

a) I am glad to hear that.

「今、それを聞くことができて、今、嬉しい」。[hear]と[glad]が同じ時制。

b) I am glad to have heard that.

「今より前(例えば昨日)に、それを聞くことができて、今、嬉しい」。[hear]は[glad]よりも古い。

c) I was glad to hear that.

「昨日(例)に、それを聞くことができて、昨日(例)、嬉しかった」。過去において、[hear]と[glad]は同じ時制。

d) I was glad to have heard that.

「一昨日(例)にそれを聞くことができて、昨日(例)、嬉しかった」。過去において、[hear]は[glad]より古い。

極端な例かもしれませんが、概ねこのような感じで捉えておけばよいでしょう。要は、完了形のto不定詞は、述語動詞の時制よりも古いことを示したいときに使うものだ、ということです。

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「名詞としてのto不定詞」については、今のところはこれくらい知っておけば十分です。

to不定詞自体は、GMAT SCではそれほど重要ではありませんが、時制や、動詞、idiomに関連して出題されるケースがあります。今回のレッスンでは、時制についてしっかり確認しておいて下さい。